前回、LTspiceのインストールから起動までを解説しました。
起動すると下図のようなLTspiceのウインドウが表示されていると思います。
ここで新しい回路図を作るために、画面左上の[File]メニューから[New Schematic]を実行します。
([File]メニュー左下の赤いリニアテクノロジー社の赤いロゴアイコンをクリックしてもOK)
すると、下図のように画面が変わります。
まったく変わっていないように見えますが、よく見るとメニューが増え、これまでグレーだったメニューアイコンの色が変わり、メニューを選択できるようになっています。図面をクリックするとポップアップで拡大画面が表示されますので、以後必要に応じて、確認してください。
早速、回路図の書き方を説明したいところですが、回路図上に座標の手がかりがあったほうが回路図が書きやすいので、まず図面上にグリッドを表示するように設定を変更します。
CtrlキーとGキーを同時押すことで、グリッド表示のON/OFFを切り替えることができます。
メニューから変更する場合は、メニューアイコンのトンカチのマークをクリックしてControl Panelを表示してDrafting Optionのタブをクリックし、Show schematic grid pointsのチェックを入れてください(Ctrl+Gのほうがはるかに簡単ですが)。
Control Panelを開いたらついでに、Netlist Optionタブをクリックし、Convert ‘μ’ to ‘u’ のチェックボックスもチェックしておいてください。
日本語Windowsの場合はこのチェックを入れておかないと、単位としてu(マイクロ)を使用した場合に回路図上の表示が文字化けしてしまうようです。
ここまでで回路図入力の準備が終わりましたので、次回からいよいよ実際に回路図を書きながら、動作の確認をしていきます。
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