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e-scope 3-in-1 自動測定オプションの使い方

e-scope 3-in-1 自動測定オプションの使い方

この情報は現在公開中のe-scope 3-in-1 (Ver2)に関するものです。

使い方は下記ビデオを見ていただくとわかり易いと思います。

ここではe-scope 3-in-1の自動測定オプションの購入方法と使い方を解説します。
下図はe-scope 3-in-1の設定画面です。
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自動測定オプションを購入する場合は、まず価格チェックボタンを押してください。
すると下図のように価格が表示されますので、次に購入ボタンを押してください。
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すると下図のように購入確認ダイアログが表示されますので、「購入する」ボタンを押して購入手続きを進めてください。

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無事購入が終了すると、下図のようなメニュー画面が表示されます。
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測定できるのはアンプ等の周波数特性と出力レベル対THD特性です。
なお、今後の説明はこちらで紹介している外部入力ケーブルを使用しているという前提で進めます。

(1)周波数特性の測定

測定するアンプの入力に外部入力ケーブルの出力端子を接続し、アンプの出力に外部入力ケーブルの入力端子を接続します。
e-scope 3-in-1 はオシロスコープもしくはFFTモードにして、400Hz〜1kHz程度のサイン波出力設定にしてSGをONにします。
iPhoneのボリュームを徐々に上げて行き、測定したい出力レベルになるように調整します。
100Hz以下の周波数特性も測定したい場合はLowBoostモードにしたほうが、測定しやすくなります。
次に設定画面に移り、条件設定を行います。
設定するのは測定開始周波数、測定終了周波数、トータル測定数です。
(周波数はログステップになります)
測定モードは[Normal]にしておいてください。
[測定開始]ボタンを押すと、FFTモードの画面に移行し、周波数をステップ上に変えながらレベル測定を行います。
測定中に中止ボタンを押して測定を中止することもできます。
測定が終了すると、ファイル管理画面を経由してグラフ表示画面に自動的移行します。
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グラフを確認したら完了ボタンを押してください。
するとファイル管理画面に移行します。
このファイル管理画面の使い方は後ほど詳しく説明しますので、ここでも完了ボタンを押して、FFT画面に戻ります。
今度は外部入力ケーブルの入力をアンプの入力(外部入力ケーブルの出力)に接続し、歯車ボタンを押して、再度設定画面に移行してください。
次に測定モードを[Reference]にしてから測定ボタンを押してください。
測定が終了するとグラフが表示されますが、完了ボタンを押してファイル管理画面に移行してください。
今測定した測定結果のファイルの右端にRefという文字があります。
これが、Referenceモードで測定したことを表しています。
その上のFrqという表示のファイルはNormalモードで測定した結果です。
下図のように両方にチェックマークを付けて、グラフボタンを押してください。
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表示されたグラフはNormalモードの結果とReferenceモードの差を表しています。
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これが、今回測定したアンプの周波数特性です。
入出力の差を取ることで、アンプのゲインを計算するとともに、iPhoneの内蔵マイクアンプやヘッドホンアンプの周波数特性の影響を打ち消すことができます。

(2)出力レベル対THD

まず、測定したいアンプの出力が1Vrmsよりも大きい場合、製作した外部入力ケーブルのアッテネータを有効にする必要があります。
あまり大出力なアンプの測定は推奨しませんが、もし測定したい場合は外部入力ケーブルの減衰量を調整してください。
もし、測定したいアンプに入力ボリュームがついている場合は、まずボリュームを絞りきっておき、iPhoneのボリュームは最大にします。
アンプにボリュームがついていない場合は、iPhoneのボリュームをしぼっておきます。
この状態で、アンプの入力に外部入力ケーブルの出力端子を接続し、アンプの出力に外部入力ケーブルの入力端子を接続します。
e-scope 3-in-1 はオシロスコープモードにして、400Hz〜1kHz程度のサイン波出力設定にしてからSGをONにします。
アンプのボリュームもしくはiPhoneのボリュームを徐々に上げて行き、出力が多少クリップするレベルに調整します。
ここで、いったんSG出力をオフにして設定モードに移行します。
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出力対THDを測定する場合に必要な設定は、測定周波数(400Hz or 1kHz)、開始SG出力、測定ステップ、減衰量です。
終了SG出力も変更可能ですが、通常は-6としておいてください。
先ほどのボリューム調整で終了SG出力時にアンプ出力が若干クリップするようになっていますので、開始SG出力はそのレベルからどのくらい小さい出力まで歪みを測定するか?という観点で設定します。
通常は終了SG出力から40dB程度小さな値にするのがよいでしょう。
測定ステップは文字通り歪みを測定するステップです。
減衰量は外部入力ケーブルでアッテネータを有効にした場合にその減衰量を入力します。
設定が終了したら測定開始ボタンをタップします。
するとFFTモードの画面に移行し、SG出力を徐々に大きくしてTHDを測定します。
測定が終了すると、ファイル管理画面を経由してグラフが表示されます。
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(3)ファイル管理

測定結果はCSVファイルとして保存されますが、これらの測定データはファイル管理画面で操作します。
[グラフ表示]
グラフを表示するには、ファイルを選択(チェックマークを付ける)して、グラフボタンを押します。
最大5つのファイルを同時にグラフに表示することができます。
[タイトル変更]
ファイルには日付と時間をもとにした名前がついていますが、これを任意の名前に変更することができます。

名前を変更したいファイルを選択し、タイトル変更ボタンを押すと下のような入力画面が表示されるので、新しい名前を入力してください。
なお、変更前の名前を参照したい場合、以前の名前はペーストボードに保存されているので、テキストエリアを長押しして、貼付けることもできます。

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ファイル名を変更すると、下図のようにグラフ上のタイトルも変更され、測定条件等がわかりやすくなります。
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[ファイル削除]
ファイルを削除するには、ファイルを選択(複数可)し、画面右上の削除ボタンを押します。
確認アラートがでるので、そこでOKボタンを押せば、ファイル削除ができます。
また、ファイル名を左のにスワイプすると削除ボタンが表示されるので、そこを押しても削除可能です。
[送る]
ファイルを1つだけ選択した状態で、トップメニュー左から二番目の[送る]アイコンe-scope2_21を押すと、下図のようにインストールされているアプリの中で、CSV(テキスト)ファイルを扱うことのできるアプリの一覧が表示されます。
NumbersにCSVファイルを送って、独自のグラフを作成することができます。
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ファイルを複数選択した状態でe-scope2_21を押すと、下図のようなメニューが出て、メールの添付ファイルとして測定データを送信できます。
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また、ファイルの転送方法としてはiTunesを使用することもできます。
下図のようにiTunesのファイル共有を使用して、ファイルの転送が可能です。
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転送したファイルはexcel等を利用して色々なデータ処理やグラフ作成が可能です。

注意:

この自動測定オプションで測定したTHD等のデータは校正されたものではありません。

自作アンプの改善検討等、相対比較としてご使用ください。

同一アンプをe-scope 3-in-1 で測定したデータと、目黒社のMAK-6581というAUDIO ANALYZERで測定したデータをexcelでグラフ化したものを参考として示します。
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